4月28日夜の仕事を終え、寝台列車のきたぐに乗る。僕が高校生、大学生のとき金沢から京都に出てくるときに利用した列車だ。金沢を夜中の2時か3時にでる。その頃も寝台がついていたがいつも自由席に乗った。お金と時間がもったいなかったからだ。 きたぐにに乗ったので一番覚えているのは、大学に合格した時のことだ。夜電話で合格の通知を受けた。 本当に確かめたくおもい京都に行くことにした。 両親は金沢の塩釜という料亭に連れて行ってくれた。 急だったけれどお店の人が大きな鯛の頭を焼いてくれた。 しっかり食べて、夜中きたぐにに乗り京都にむかった。 大学に合格したうれしさと金沢 野々市 両親と離れる寂しさが入り交じった感情がきたぐにの自由席で交錯しつづけた。 あの頃は僕も両親も若かった。 今回のきたぐには寝台を予約、京都から直江津まで。 自由席にのる力は無くなっている自分に気づいたからだ。 金沢は眠りのうちに通過。 長野の春、桃やリンゴの花を見る予定だったけれどいろ調べていると、4月29日と30日に 宇木地区で桜祭りをすることが分かったからそのように予定をたてた。 老木巨木が5本。 リンゴ畑や民家の間をゆっくりあるいて巨木をながめる。村の方の暖かい接待もある。薫り高きリンゴ1袋100円。 リンゴジュースただ。お茶ただ。お茶請けのつけものただ。 梅肉で包まれたお団子ただ。キノコ汁ただ。桜を見させてもらって、暖かい接待をうけて良い1日でした。大昔から桜をお守りしてきた村の皆様のこころの豊かさに感動しました。 帰り湯田中温泉でそば天ぷらお酒をいただいた。木曽川沿いの桜を見ながら京都にむかった。
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