9月8日 土曜日 美濃白鳥側は旧国鉄越美南線 九頭竜湖側は越美北線 その間を継ぐバス路線も廃止されて久しい。 継ぐ思いがどんなものなのか確かめたかった。午後診療所をでてサンダーバードで福井。福井駅2番ホームは盲端で九頭竜湖行きワンマン電車が到着する。乗客はいっぱいで役に立っている路線と思った。山に囲まれた盆地の大きな町 大野を過ぎ乗客はうんと減る。九頭竜湖に着くと日が暮れていた。この駅も盲端。乗客はほとんどが九頭竜湖を確かめたくて乗っていたようだ。折り返し福井駅に乗り込んだ。 あたりは薄暗く恐竜と九頭竜川がオレンジの街路灯で浮かび上がる。ここから美濃白鳥駅まで158号線を歩く。約27Km 。 美濃白鳥駅は確かめてあるのでゆっくり歩けば始発電車で京都に戻ることが出来る。 そう思いつつも街路灯もほとんど無い国道を歩くのは心細かった。ダムの明かり ジュースの自動販売機の明かり。トンネルの明かり。 そして自分のヘッドライト、GPSディスプレイの明かり。 少しの明かりが心をホッとさせてくれる。 月は無く たまに星が見えるがすぐに消え雨が降る。 岐阜県境付近からは大きなバイパスが通っていて旧国道は人も車も通らない。県境のトンネルはナトリウムライトで写真にとると黄金のトンネルのようだ。 トンネルの県境を越えると一気に下りだった。白鳥の町の明かりが見え、道路の明かりが霧をオレンジに染める。 長良川の鉄橋が見えるころ足が痛くなったけれどなんとか白鳥駅に着くことが出来た。そこで仮眠し始発に乗った。 経済や観光で二つの路線は結びつく必要は無いように想えた。 福井北部や石川県から岐阜名古屋方面に向かうのが便利かなとおもえるくらい。
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